センター試験不具合に思う
毎年センター試験が終わると、出題ミスがあった、大雪で遅刻した、まずい運営方法、だの様々な問題が起こったことが報道されます。
よくある事例の一つが英語のリスニングでの機材トラブル。
今年もあったようです。
日本のセンター試験は一発勝負なので、トラブルに巻き込まれた学生の焦りを考えると本当に心が痛みます。
ちょっとしたことでも想定外のことが起こるとショックを引きずってしまってほかの科目でも力を出し切れないこともあるのではないでしょうか。
センター試験1日目 リスニングで不具合相次ぐ NHKニュース
もうセンター試験は、一斉試験じゃなくてオンライン化して準備ができた人からテストセンターで受験、という形にした方がいいんじゃないかと思います。
1年に何回までなら受験可能、という形で試験回数を増やすこともできますし。
テストセンターでの試験は一般的になってきたようで、運営ノウハウも蓄積されているでしょう。
会場のテンプレ化や管理も行き届いているので、明るさ、広さ、温度などの条件の差も最小限に抑えられます。
また、持ち込み品も厳重にチェックされるので、スマホやスマートウォッチなどを用いた不正も防止できます。
問題作る方は大変かもしれないくらいしか、特にデメリットは思いつかない。
そもそもセンター試験は落第させるためのテストではなくて習熟度を図るためのものなので、類似の問題があっても構わないはず。
英語なんてそもそも受験科目にすることに個人的には反対ですが、まあ少なくとも機材トラブルみたいな理不尽な理由で受験生の人生に大きい影響を与えるリスクがある今の試験方法はさっさと見直してほしいものです。
大人の事情で難しいんでしょうけど、将来のある子供たちを巻き込んではいけないと思うんですよね。