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Crazy Rich Asians 読みました

Crazy Rich Asians by Kevin Kwan

Kindle版:417ページ

シンガポールの大富豪一族の跡取り息子Nickは、ニューヨークで出会った恋人Rachelをシンガポールに連れて帰る。親友の結婚式に出席するためだ。Rachelは米国で育った中国系で、シンガポールに行くのは初めでNickの実家が大富豪であることを知らない。NickはRachelとの結婚も視野に入れ、彼女を家族に紹介しようとするが・・・

 

中国語やシングリッシュが混じって戸惑うこともあるが、基本的に英語は平易でコメディタッチなので軽い気持ちで読み進められる。実在する地名や店を舞台に物語が繰り広げられるので、シンガポールに行ったことがあればなお面白く読めるのではないでしょうか。

ABC  (American-born Chinese)、HNWI (High Net Worth Individuals)、UBC (University of Billion Chinese)とか面白い表現もたくさん。

ああこういうこと言いそう、っていうのがそこかしこにあってクスリとしてしまいます。

“I’m so tired of all this ‘oohing’ and ‘aiyahing’—I keep thinking somebody is going into cardiac arrest!” (286ページより引用)

Audibleでオーディオ聴きながら読んでいたのですが、ナレーションの人がさまざまなアクセントを使い分けていて、そちらの観点からも非常に価値が高いと思いました。日本人が接する英語話者と言えば英米人よりも香港やシンガポールのアジア系の人の方が多くなると思うので、こうしたアクセントに慣れておくことは非常に重要。

映画版もあるそうなので、ウォッチリストに追加。続編の2冊もいつか読むに追加。

読んでみたらリッチになるためのヒントが少しでもあるかと思ったけれど、立地になるための本ではなくて、すでに超リッチな人々の本でした。ブランドとかファッションが好きなひとが読むと、作中の人々が身にまとう洋服についての煌びやかな描写が楽しいかもしれません。